シムの匠を訪ねて：JulyVeeGaming

2017-08-12
SimGuruDrake

ストーリーを聞かせて。
これまでの表現作品では、映画、書籍、音楽、そしてゲームにいたるまで、ストーリーテリングが大きな役割を果たしています。 ザ・シムズも例外ではありません。私たちのコミュニティには自身の体験や自由な発想で描いた物語をザ・シムズで再現する素晴らしいストーリークリエイターが沢山います。

そのようなクリエーターの一人がJulyVeeGamingさん。続きが気になる特徴的なストーリーを4作公開しています。そこで今回はJulyVeeGamingさんにストーリーを描く時のインスピレーションについて伺うことにしました。 

まずは自己紹介からお願いします。
Juliaと言います。ドイツ出身で科学系ソフトウエアの開発者をしています。一番の趣味はゲームですが、絵を描くのも、物語を書くのも好きです。ザ・シムズは、「ザ・シムズ2」が発売してからプレイし続けていますが、シムズの大きなコミュニティの存在を知ったのは2015年です。私は物語を読むのも紡ぐのも大好きなので、ストーリーテリングのコミュニティに特に興味を引かれました。以来、シムズのストーリーブログ とYoutubeチャンネルを開設し、シムを使ってストーリーを作っています。おかげで全く新しい創作の世界が広がりました！

複数のストーリーを描くようになったきっかけは何ですか？
実はこの公式ブログで取り上げられていたSimLit （意味：シムズのストーリー）と呼ばれているものに出会ったのがはじまりです。そこからザ・シムズのフォーラムにたどり着きました。そのコミュニティには、ザ・シムズで素晴らしいお話を表現するストーリークリエイターが沢山いたんです。そこで公開されていた様々なストーリーを読みはじめ、すぐコミュニティに夢中になりました。今でもコミュニティを訪れています。もちろん全部のストーリーを読んだら、自分でも書きたくなりました！そこでまず、アマゾンチャレンジだけでお話を書きはじめました。私が公式ブログで読んだものと同じものです。でもすぐに、 別のストーリーも作りたくなりました。

インスピレーションは色々なところから得ることができます。チャレンジはいい土台になるためストーリーをはじめるきっかけによくなりますが、それでも自分だけのストーリーを作ることもできます。例えば、私のストーリー「Discovery」（ディスカバリー）は、「ルームチャレンジ」が基となっていますが、邪悪な科学者と不思議な新世界が登場する完全に独立したストーリーラインがあります ルームチャレンジのストーリーは、5つ以上ありますが、基は同じでも、全て異なるストーリーです。 

「Amazon」（アマゾン）と「Discovery」は、両方共プロットに焦点をかなり当てました。つまり、この二つは、どちらかといえば書籍のスタイルで書いたもので、事前に用意したストーリーラインが時より登場します。この手のストーリーテリングは楽しく、やりがいを感じられ、とりわけクリエイティブになれますが、単にゲームをプレイするだけの休憩時間が必要になるときもあります。そこで「Vee is for Vortex」（ヴォルテックスのヴィー）です。これはご近所一家をかわるがわる普通にプレイしていくものです。つまり単にゲームを遊ぶだけですが、スクリーンショットをプレイ中に何枚も撮ります。そのあと、スクリーンショットの状況を見て、シムたちの考えやちょっとした見出しを追加します。これはゲーム内で起きた陽気な出来事をまとめただけなので、ストーリーとまではいきません。ですがこれをするのは楽しいです。それに、ゲーム内で今までプレイしていなかった部分に手を出するきっかけにもなりますし、そのストーリーを他の人たちと共有することもできます。例えば、このストーリーではじめて医者としてのキャリアを積みました！

また別のインスピレーションは、TV番組を見ながらどんどん沸いてきたこともあります。様々なドラマや人間関係が絡み合うリアルなシムのストーリーを作りたかったんです。「Until it Breaks」（壊れるまで）ではプロットを完全に作っています。異なるストーリーラインを作り、それをどう紡ぎ合わせるのかを考えるのはとても面白いです。すでに思い描いた状況に合うスクリーンショットを撮るのは、独特なチャレンジであり、私の他のストーリーとは一味違うものとなっています。

あとはMachinimasとLet's Playsと一緒にYouTubeでもストーリーを公開しています。ですが、私にとっていつも特別なものは、一番はじめに作ったシムズのストーリーブログです。

これって小説ですね。たぶんシムのストーリーは色々とやりようがあるため、もっとやってみたいという気持ちが根底にあるんだと思います！インスピレーションがビビｯと来たら、体が勝手に動いちゃいますので。

コミュニティのストーリークリエイターでお気に入りなのは誰ですか？
コミュニティには才能あふれるクリエイターが数え切れないほどいます！フォーラムで、素敵なストーリーを公開する凄い人たちに沢山出会いました。その中でも私が特にストーリーの更新を心待ちにしている人を紹介します：

•   CitizenErased14さん：間違いなく目をみはるようなストーリーを描く方です。彼女の1つ目の作品 「Dust to Dust」（ちりはちりに）は、少年たちと幽霊の友情を描いた意外な展開を見せるストーリーです！そのあとに公開された作品は「Ashes to Ashes: A Legacy」（灰は灰に：レガシー）と言います。どちらのストーリーも構成がよく練られ、ドラマがある作品です。読み始めたら絶対に止まらなくなります。

•   ThePlumbobさん：私が初期に読んだシムのストーリーを書いた方で、その作品は今でも続いています！タイトルは「The Bloomer Legacy」（ブルーマーレガシー）です。 「Build Newcrest」（Newcrest開発）のチャレンジを基にしていますが、内容はそれ以上に豊富です。ThePlumbobさんは、シムのアクションを解釈し、ストーリーに落とし込むのがとても上手です。構成はあまり練られていないのに、いつも展開が素晴らしく続きが気になってしまいます！

さらにオススメの作品が知りたい方は、私がYoutubeチャンネルでやっているシリーズ「Sims Story Feature」（オススメのシムズストーリー）をぜひチェックしてみてください。私のお気に入りのシムズストーリーを紹介しています。 

これからストーリーブログをはじめようと考えている人へアドバイスはありますか？
はじめてストリーブログに挑戦するときは、訪問者数を気にしないことです。ストーリーが広まるまで時間がかかります。読者を集めるコツは続けることです。というのも、読者が読みはじめる前に知りたいことは、3章以降にストーリーが途中で投げ出されたりしないという確証だからです。そして大事なのは自分が書きたいストーリーからはじめること。そうしないと、すぐに書くことが義務的な作業になり、楽しくなくなってしまいます。なのでとにかく書くことを楽しんでください。そうすればいずれ読者もついてきます！

それとザ・シムズのフォーラムには、ライター向けセクションがあります。ここは親切な人ばかりなので、素晴らしい人に出会えますし、アドバイスを貰うことも、自分の作品を投稿することもできます。もう少し専門的なアドバイスが欲しい方は、私が作った 「Quick Guide to SimLit」（SimLitの簡単ガイド）がフォーラムにあります。使用するブログサイトや、読者に向けた更新の一番いいやり方など役立つ情報が載っています。

あなたの作品はどこで見られますか？

•   私のストーリーブログをぜひ訪れてください。www.julyvee94.wordpress.com
•   Twitterはこちらです。https://twitter.com/julyveegaming
•   YouTubeチャンネルはこちらです。https://www.youtube.com/c/julyveegaming

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