シムスピレーション:ニューメキシコ州タオスの伝統とデザインからインスピレーションを受けた建築
写真家のOlga Nazarova、南西部の美しさを捉える
ニューメキシコ州のタオスは、インスピレーションを求めるアーティストを引き寄せる地です。 地元の写真家、 Olga Nazarova は、この高地砂漠に魅了された移住者の一人です。 「広大な空間とコミュニティ、私を形作り、ここに留めてくれました」と彼女は言います。 タオスでは、長らく続く芸術家のコミュニティ、圧巻のサングリ・デ・クリスト山脈、古代の先住民の建築が結びつき、特別な魅力を生み出しています。 Olgaは特に、タオスの日干しレンガとモダンな牧場の建築に魅了されています。
ユネスコ世界遺産とアメリカの国定歴史建造物の両方である タオスのプエブロ, を言わずして、日干しレンガの建物について語ることは不可能です。 この複数階層・複数家族向けの構造は西暦1000年にまで遡り、地元のネイティブ・アメリカンの部族が住む特徴的な建物です。 実際に、現在でもおよそ150人のプエブロのネイティブアメリカンがここに住んでいて、一部は公開されています。
シムズファンの皆さん、こんにちは! 地元の写真家たちのレンズを通して、現実の世界から生まれるインスピレーションを探してみましょう。 皆さんと同じように、私たちもゲームの内外を問わず、あらゆるところにインスピレーションを見出しています。 これがシムスピレーションです.
日干しレンガ(水、砂、わら)でできた家。 Olga Nazarova
プエブロは健在で、今でもそのままの姿を残しています。それは 日干しレンガ (土、水、わらを混ぜたもの)で、外装を強化するために定期的に泥が塗られています。 一方で、内装には白い土を塗りなおすことで、内部は涼しく清潔です。 最も初期のプエブロには扉や窓がなく、代わりに中に入るのにははしごが使われていました。 後のバージョンで、窓や扉が追加されました。
このスタイルの建物は地域全体に広がっていて、ニューメキシコ州のエンブドではこの伝統的な小さな日干しレンガの家が見られます。 平らな屋根、はしご、白い壁の内装が揃った、プエブロの美学のシンプルさを維持しています。 「どんな家でも、構造の緩やかなカーブに光が差す様子にインスピレーションを受けました」とOlgaは言います。 「日干しレンガ色の壁は、光を浴びて生きているかのように見えます」
日干しレンガの家の内装。 Olga Nazarova
地元の 建築ツアー (セルフツアーまたはガイドツアー)では、スペインの影響、教会やフォークテリトリアルからテリトリアルリバイバルまでの特徴的な時代をもとに、この地域のデザインの歴史を詳しく学ぶことができます。 デザインの原則を一般の人々に教え広めるために、 アースシップ・ビジターセンター もあります。
日干しレンガスタイルの家の入り口。 Olga Nazarova
日干しレンガの影響を受けた、アースシップスタイルの家の入り口。 Olga Nazarova
南西部と城の美を元にしたアースシップ建築。 Olga Nazarova
アースシップ建築は、南西部に見られるもう一つのデザインスタイルです。 1970年代にニューメキシコで生まれた、自給自足の家を作るための、地元の持続可能な素材、再生エネルギーを優先したスタイルです。 この家は、プエブロ建築の要素と独特な城のような特徴を組み合わせていて、とても特殊です。
白い日干しレンガの内装とむき出しの木を持つモダンな牧場。 Olga Nazarova
タオス建築をさらにアレンジしたのが、ニューメキシコ州のバルデスにある、このモダンな牧場です。 現代的な牧場スタイルの家は、現代的なアイデアと木のアクセント、それに広いオープンなレイアウトを取り入れて、自然に溶け込むリラックスしたリビングスペースを作り出しました。 このモダンな牧場は、日干しレンガの壁や円形の窓を、完全装備のキッチンなどより現代的な機能と組み合わせることで、過去と現在を組み合わせています。 高い天井に自然の光は、プエブロの特徴がさらに感じられる要素で、すべてを手に入れられるということを証明しています。
日干しレンガの壁を覆う室内の植物や最新の家電。 Olga Nazarova
Olgaにとっては、日干しレンガ、自然光、カーブした壁、白い漆喰を楽しくミックスした、3軒すべての家を組み合わせたような場所に住みたいと考えています。 そして、植物もたくさん。 「自然とマッチし、地域の文化に忠実であるような建築の美しさを紹介するために、これらの家を選びました」
ダグダグ!それでは楽しいシムズライフをお過ごしください!